さくらねこ動物病院は、殺処分ゼロ、不幸な猫ゼロを目指す地域猫活動を応援しています!
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前回、自分以外の為にお金を使うと幸福度が

増すと結論付けましたが、 余りにも抽象的で、

100%信じられない人もいると思います。

そこで色々と科学的に検証した所、 利他的な

行為はおそらく脳からβエンドルフィン(脳内モルヒネ)が

分泌されるのではなかろうかと思われます。

 

βエンドルフィンは脳内の報酬系に分布し、

内在性鎮痛系に関わり、 多幸感をもたらすので、

脳内麻薬と言われています。

どんな時に分泌されるか箇条書きしてみます。

(1) きれいな物を見たり好きな音楽を聞いた時。

(2) マラソンで苦しい状態が続いた時。

(ランナーズハイと言われている。)

(3) 肉体的な痛みや疲労が高まった時。

(4) 性行為や美味しい物を食べた時、油を食べた時。

(5) 熱いお湯(40度以上)に入浴した時

(6) パチンコ、競馬などのギャンブルで大勝した時。

(7) 過剰なストレスが襲った時

(8) たばこを吸った時や少量のアルコールを飲んだ時。

(9) 死に直面した時。

(10) 瞑想した時、並びに鍼灸治療後。

 

こう見てくると、素晴らしい脳内モルヒネの作用ですが、

一歩間違えると依存症になりやすい人も出てくると思います。

 

私は40歳代に知人と4人でお酒を飲んでいる時に、

急に目の前が真っ暗になり、

脈が徐脈になって来たまでは、 感じたのですが、

その後意識不明になり、痙攣したそうで、

周りの人達はその光景に吃驚して、

一人は何度も嘔吐したそうです。

私は意識が戻った時は床に倒れていました。

しかし、その時の恍惚感といい、

周りの景色の色が 鮮やかでこの世のものではない

と直感しました。

今思えば、この時に大量のβエンドルフィンが分泌されて、

危機から逃れられたのかなと思っています。

 

その後の人生において、このような

素晴らしい恍惚感は得られてはいません。

今度得られる時は、人生の終焉を迎えた時でしょう。

 

平成28年5月17日  院長 藤田泰志

幸福度

 2016年度発表の日本人の幸福度は世界で26位でしたが、昨年は52位でしたのでかなり改善されました。

この幸福度はお金で買えないというのが、宗教本、

哲学本では定説ですが、ハーバート大学准教授、

マイケルノートン氏は異説を唱えています。

 

お金は人の生活をめちゃめちゃにして、

友だちに悩まされるようになると言いましたよね?

 

お金は私たちを自分勝手にし、自分のためにしか

使わなくさせたりもします。もしかしたら、

お金で幸せになれないのは、間違ったもの

のために使っているからじゃないのか?

 

特に、いつも自分たちのためだけに使っている

からではないのか?と、私たちは考えます。

じゃあ、他の人にお金を使ってみたら

何が起こるだろう?と考えてみました。

 

非社交的にお金を使うのではなく、

もう少し向社会的に

お金を使ってみたらどうなるのだろう?

と思い、実際に実験してみることにしました。

 

封筒のひとつには

「午後5時までに、このお金を自分のために使って下さい」

書かれた紙を入れ、何に使えるのかいくつか例を見せました。

 

他の人には午前中、

「午後5時までに、このお金を誰かのために使って下さい」

書いた紙を入れたものを渡しました。

 

その日の終わりに、もう一度彼らを呼びました。

すると、他の人にお金を使った人は、自分のために

お金を使った人より幸せになっていたのです。

そして、自分のためにお金を使った人たちには、

何も起こりませんでした。

彼らを不幸にはしませんでしたが、

あまり何の効果も得られませんでした。

 

私の大学の傾向かもしれないので、

分母を大きくするために世界で統計を取っても同じような傾向になりました。

 

自分が幸せになるために、これはとても大事なことです。

だから幸せになるために、ものすごいことにお金を使わなくてもいいのです。

ささいなことでも、使い方次第で幸せになれるのです。

 

結論  自分以外の為にお金を使う事で人間の幸福度は増します。

 

仏教、キリスト教にも布施は大事なものと説かれています。

私は少し斜に構えて考えていましたが、

これで猜疑心が払拭された様な気がします。

 

野良猫さん達に関わって20数年経ちますが、

ボランティアさん達は何がトリガーになって不妊手術に

連れて来られるのか解りませんでしたが、幸福度が増すのですね!!

やっと長年の疑問が霧散しました。

 

ボランティアで野良猫さんを連れて来られる人達は、

とにかく、輝いているのです!!

満足度のオーラがはっきりと感じられます。

その事が感じられる私も、幸福度が確実に増していますね。

 

4月15日  院長 藤田泰志

開業一周年の所感

さくらの華やぎが誘う晴れやかさに

心浮き立つ季節が、今年も巡ってきました。

 

さくらの開花便りにしみじみ思い起こす、

「さくらねこ」一色の一年、 「意に適う仕事」に巡り合え、

充実感を覚える日々に感謝。

この気持ちを消さないで持続して、もう少し歩いてみよう。

その先で振り返って面白かったら「良かった」と満足、

面白くなかったら、 ちょっぴり「つまらなかった」と

苦笑でいいと感慨の中で思う。

 

ネコの一代限りの命を慈しみ、不幸を減らす

取り組みを支えてくださったみなさんへ

「ありがとうございます」。思いは、本当にこの言葉に尽きる。

決して結果や報酬を求めず、

また、活動そのものを他言せず、

満足感を胸に抱き協力してくださっている

ネコ好きの優しい眼差し、 宿る熱い想い、

ボランティア精神の崇高さに接して、

有り難いなぁ〜と心の底から想う。

 

みなさんに圧されながら、

途切れることなく努めてきた我がポンコツ体に、

伴走者の愚妻に感謝!

 

獣医技術面では、これまでの経験に立脚って、

より安全で、 且つ手術の負担を軽減するために

手技に工夫を凝らしました。

その術式(ロングアクティブな薬剤の採用や埋没法の採用など)も分かり易く解説して、公開することで納得性を示せたことから、みなさんの安心感を醸成でき、 多くの方から信頼を頂けました。

 

この気分が、更に前に進むための

フォローウインドとして背中を押してくれています。

新約聖書の一節「働かざる者、喰うべからず」の

慣用句の如く務めてきた時代に

区切りを打ち、昨年から始めた「さくらねこ病院」での

取り組みから、 さくらねことの共存を求める人々の想いと、

その存在の多さにも、なお驚きを隠せません。

 

みなさんの社会知性と意識の高さを教わるなど多くを学びました。

 

これからも謙虚に、前向きにやる気スイッチをオンに、

見つけにくい自分探しの旅を、

「意に適う人生こそ貴い」ものとして

歩み続けたいと思います。 「どうかよろしく!」 引き続きのご協力を、お願いします。

 

平成28年3月吉日

さくらねこ動物病院

 院長  藤田泰志

男の修行

上記の「男の修行」は山本五十六元帥のお言葉でありますが、

最初に聞いた時はなるほどと心に響いたものです。

 

「千古不易、諸行無常、弱肉強食、優勝劣敗」という法則が

ある限り、世の中は理不尽で、正義が勝つなどというのは虚言であり、

強い者が勝つのであるとある高僧が言っておられましたが、

まさしくその通りだし、じっと耐えなければいけないのでしょうね。

 

30数年前にジャックというネコを飼っていましたが、

たまに交配を頼まれることがありました。

ジャックは顔が大きく日頃は気が弱そうにして、

人間にベタベタしていましたが、いざ交配となると、

雌が爪を立てて引っかいても、叩かれてもじっとして、

夜も寝ないで雌を監視して、1〜2日後に雌が隙を見せた瞬間、首根っこを噛んで交配していました。

上の猫の写真を見るたびにジャックを思い出します。

 

3月10日 院長  藤田泰志

自律神経失調症と鬱(うつ)病

自律神経失調症はストレスが原因で自律神経の

バランスが乱れ症状が現われる病気。

うつ病はストレスが原因で、脳内の神経伝達物質の

分泌異常によって症状が現われる病気だそうです。

 

 

20数年前に親戚がうつ病になりましたが、

性格は明るくて、社交的で、誰ともすぐ友達になれる彼が

どうして病気になったのかと不思議に思いました。

 

 

その後、知人も数名うつ病になりましたが、

その方達の共通点は、衣食住も安定し、

明るくて社交的な人ばかりでした。

ある禅師の本を読んでいると面白い記述がありました。

 

そのお坊さんは人生相談を色々受けて、

鬱病の人の共通項を見つけたそうですが、

少しばかり、極端な発言もありますが、そのまま述べておきます。

 

「鬱病患者は自分の事あるいは

自分の周りの事だけ心配し続けている」そうで、

自分の身体、自分の未来など、

すべて自分が入っています。

 

鬱病の一つのタイプに不眠症がありますが、彼らの悩みは決して人類愛に

燃えている訳ではありませんので、アフリカの難民をどう救おうかと考えて

夜も眠れないという事ではありません。

 

もっぱら自分一人の悩みで眠れないのです。

「自分の都合ばかり考えて、他人の都合について考慮しない自己中心主義」

これこそがうつ病患者の一大特徴であると結論づけてありましたが、

これにはおそらく異論があると思われます。

 

そして最後に「自分についての悩み」が、身体の中に毒素を生じるのであれば、

「他人についての喜び」を考えれば身体に良薬が産生されるのではないでしょうかと

結論づけてありました。これは正鵠(せいこく)を得てるかもしれませんね。

 

私も10数年前から、中途覚醒、早朝覚醒がありますが、やはり、

その時は自分についての事ばかり考えていますね。

これからはその時に「他人の喜び」について考えてみたいと思います。

そうするとすぐに寝るかもしれませんね。

 

猫のボランティアさんは、利他的な人が多いから、

鬱病にはならないかもしれませんね。

 

そういえば思い出しました!!

10数年前に中年の女性がうつ病で何もする気力もなく、

自殺も考えたたそうですが、地域猫活動を始め、

雨の日も雪の日も餌やりを始めて、暫くして性格が変わり

うつ病もよくなり、元気溌剌になったそうです。

 

その時はそんなこともあるのだなとしか思っていませんでしたが、

今考えるとやはり利他的になると人生変わるのだなあと確信しました。

 

  2月10日   院長 藤田泰志

莫煩悩、私の好きな言葉の1つである。

無学祖元(南宋の禅僧)が北条時宗に贈った言葉である。

 

1281年正月、時宗は祖元を建長寺に訪ねる。

色々と座談の後、祖元は筆をとり、「莫煩悩」との三字を書いて時宗に与えた。

莫煩悩とは煩悩するなかれ。

焦らず、迷わず、悩まず、怖れず、ただ一心不乱に精神を集中して物事にあたる事。

あれこれ考える事で危機をより大きなものに膨れ上がらせているだけなのだ。

出来る限りの準備をした後は煩悩する事なく透明な心で困難に立ち向かえば良い。

そうすれば自ずと結果は出るものなのだ。

 

この言葉で北条時宗が2度の蒙古の襲撃を防ぎ、国難を乗り越えたおかげで今があるのです。

30数年前、昨年亡くなった横綱北の海関が現役引退して、あるテレビ番組の討論会で「とにかく場所が来るのが怖かった」述べておられました。

その時北の海が怖かったと言っていたのだから、凡人である私が厄介な手術の前に不安になるのは当たり前だと思って安堵しました。

 

同様に、先日南アフリカに勝ったラグビーの五郎丸選手が試合前、恐怖でどうしようもなく不安だったと日記に書いておられましたが、やはり人間はプレッシャーで押しつぶされそうになるのですね。

不安になったり、妄想が起きたりしたら、莫煩悩!!莫妄想!!と自分を一喝していますが、気分が楽になりますね。

 

野良猫さんは捕獲器に入って連れてこられますが、死に対する不安、恐怖で思い切って人間に向かってきます。

なるだけ不安を取ってやりたいのですが、その術がありませんので、兎に角、疼痛を軽減し、素早くオペを終わらせるように心掛けています。

 

平成28年1月10日  院長  藤田泰志

さくらねこ動物病院も桜が開花する頃に開院してはや、

9カ月経ちました。

 

動物愛護団体の皆様、市井でボランティアをされている皆様並びに保護猫を

飼ってあるオーナー様が、福岡県の管理センターでの殺処分を減らすという目的で

猫たちを不妊手術に連れて来られて、過分なオペ件数になりました。

 

本当にボランティアさんには頭が下がる思いで居りますし、感謝しております。

寒さ厳しい折、地域猫さん、並びに

野良猫さんの世話も大変と思いますが、どうぞご自愛下さい。

 

                  12月27日       院長 藤田泰志

ラグビーの五郎丸選手のキックを蹴る前のルーティンな印を結ぶ仕草が話題に

なっていましたが、流行語大賞に落選したのは残念でしたね。

 

 

ルーティンという言葉は90年代に頻繁に獣医学関係の書籍に出てきたのですが、

当時はパソコンも無いし、スペルも解らなかったので意訳して、日常的な、

あるいは一般的なの意味ではと思っていました。

五郎丸選手の印も諸説あってどれが本当なのかわかりませんが、

不動明王の印ではないかと思っています。

本人は不動明王の御真言「ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ ・

ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン」を唱えてるのかどうかは不明ですが。。。。。

 

さて、私の休日は、疲労回復の為に内科でプラセンタの注射、整形外科で針灸と

マッサージがルーティンになっています。

プラセンタの注射はアンチエイジングの為に人医でかなり消費され、最近まで欠品中で

動物病院までは廻って来ませんでしたが、やっと入荷する様になりましたので、暫くの間、

無料で女の子の猫さんの不妊手術時の前処置として使いたいと思います。

下記のようにプラセンタの効果は色々ありますが、創傷回復促進にかなりの効果を発揮してくれると思います。

 

                          平成27年12月12日 院長 藤田泰志

先日、友人から大学時代の写真が送って来ましたが、5人とも若い、若い。

あの頃ニーチェ、ショーペンハウエルに心酔し、

ペシミズム(厭世主義)こそ最高のものと信じていた馬鹿な自分が垣間見えます。

 

釈迦が説く苦の世界と同じように見えるけど、ショーペンハウエルには

苦の解決策がありませんでした。

20才前の青二才にはペシミズムは危険な薬で

その周辺にはいつも死が漂っていた。

 

閑話休題、齢、60歳を過ぎてくると、死をもって生きるとか、

生きたまま死ぬとか、死という言葉が時々顔を出し身近に感じて、

憂鬱な気分になります。

 

ああ、哲学している自分がまた居る。

 

 

言葉遊びの哲学より、

「世の中は 食べて稼いで寝て起きて さてその後は 死ぬるばかりぞ」の

一休さんの戯れ歌の方がシンプルで良いのかもしれない。

 

動物病院の周りには、数匹の地域猫たちがうろついて、

となりの奥さんから食事を貰ってまたどこかに去っていきますが、

将来の不安も心配事も無く、何も考えてなさそうに見えるし、

毎日楽しそうに生きているのが羨ましいですね。

 

                             院長   藤田泰志

日本人の忘れ物

30数年前に会田雄次さんの「日本人の忘れ物」という単行本を

読みましたが今でも記憶に残っているロシアの諺があります。

それは「暖かさを好む者は煙を我慢しなければならない」と

いう諺で、現代人はこの事を忘れたのが最大の悲劇だと

結論づけられていました。

 

私達の子供の頃は冬の寒い時はたき火をして暖を取って

いましたが、その代わり煙が目に染みるのを我慢しなけれ

ばならなかったのです。

即ち、人々はプラスの側面には必ずマイナスの側面を

持っているという事を体験的教訓として肝に銘じて来たのです。

 

この思考法を持っていると安易に動物を飼ったり

出来ないのです。動物を飼うと可愛いいし、

癒されるし色々なプラス面がありますが、

必ずマイナス面を持っています。

食事代もかかるし、病気もするので治療費もかかりますし、

何らかの事情で飼えなくなるかも知れません。

プラス面だけ考えて猫を飼うとマイナス面が出た時に猫は

捨てられ野良猫になってしまいます。

その結果、過去において福岡県は動物管理センターでの

殺処分数ワーストワンになったのです。

 

約2000年以上前にお釈迦さまは法句経の中で

田を持てば田を憂い、子を持てば子を憂う。」と

マイナスの側面を述べておられます。

皆さんも物を一つ持てば悩みが一つ増えると

覚悟してから動物を飼いましょう。

 

10月13日     院長 藤田泰志