さくらねこ動物病院は、殺処分ゼロ、不幸な猫ゼロを目指す地域猫活動を応援しています!
rss

件数:1

巧遅は拙速に如かず

孫子の兵法に

巧遅は拙速に如かず(こうちはせっそくにしかず)

と言うことわざがあります。

「巧遅」とは、出来はよいが仕上がりまでが

遅いという意味。

 

「拙速」とは、出来はよくないが仕事が早いという

意味で、場合によっては、ぐずぐずしているより、

上手でなくとも、迅速に物事を進めるべきだということです。

 

「運が悪い人は決まって遅い」というサイト

がありました。なぜ遅いのかというと

「遅いことがいいこと」だと勘違いしているからです。

ゆっくりすれば、「熟慮」しているように思え「慎重」になっているかのような感じがします。

真面目な印象も出てきます。

慎重派の人は、好き好んでゆっくりとなり・・・

うまくいかないのです。

うまくいかない現実を見て、こう思います。

「自分の熟慮が足りなかったのだ。

もっと慎重にゆっくり考えればよかった」

 

まず、メールです。

メールをもらっても、誤字脱字のないように慎重に

内容を考えてから返事しようと思います。しかし、

メールをした側は、なかなか返事が返ってこないこと

にいらいらして、残念に感じています。

多少の誤字脱字があってもいいから、早く返事を

したほうがいいのです。

 

「この人にメールを出してもなかなか

返事が返ってこない」と思われ、メールをもらえなく

なり、友人も遠ざかってしまいます。

遠ざかった理由を

「メールの内容がいけなかったのだ」と思い、次からもっと丁寧に考えてからメールを書こうとしています。

 

 

次に仕事です。

仕事を任されたとき「絶対に失敗しないように」と慎重になります。しかし、お願いした側からすれば、終わるまでに時間がかかっていると「まだできないのか」といらいらします。

仕事が遅いと、業務に支障が出るため、だんだん仕事をお願いされることがなくなります。

仕事がふられなくなった理由を「仕事のできが悪かったのだ」と思い、次からもっと丁寧で完璧に仕事をしようとし ています。

下手でもいいから、まずさっと仕事を終わらせることが必要です。

 

遅いと全てのチャンスを逃す可能性があるのです。

そういえば手術の予約をしていて、都合が悪くなって早めにキャンセルする人と、当日キャンセルする人、オペに来ないのでこちらから電話したら

「すみません、今キャンセルの電話するところでした。」という人、電話に出ない人と様々です。

同じ命題でもご本人の対応次第でツキを落としてしまっている人もいるのでしょうかね?

 

 

猫の不妊手術の場合「巧速は全てに勝る」を心掛けてオペしているつもりですし、麻酔をかけるというのは強制的に仮死状態にしているので一刻も早く覚醒させるのが、医者の務めであると名医の先生が述べておられましたので、私もそれを心がけているつもりです。

 

それでは次回は「運をよくする方法」を考えてみます。

 

          7月15日 院長  藤田泰志