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日本人の忘れ物

30数年前に会田雄次さんの「日本人の忘れ物」という単行本を

読みましたが今でも記憶に残っているロシアの諺があります。

それは「暖かさを好む者は煙を我慢しなければならない」と

いう諺で、現代人はこの事を忘れたのが最大の悲劇だと

結論づけられていました。

 

私達の子供の頃は冬の寒い時はたき火をして暖を取って

いましたが、その代わり煙が目に染みるのを我慢しなけれ

ばならなかったのです。

即ち、人々はプラスの側面には必ずマイナスの側面を

持っているという事を体験的教訓として肝に銘じて来たのです。

 

この思考法を持っていると安易に動物を飼ったり

出来ないのです。動物を飼うと可愛いいし、

癒されるし色々なプラス面がありますが、

必ずマイナス面を持っています。

食事代もかかるし、病気もするので治療費もかかりますし、

何らかの事情で飼えなくなるかも知れません。

プラス面だけ考えて猫を飼うとマイナス面が出た時に猫は

捨てられ野良猫になってしまいます。

その結果、過去において福岡県は動物管理センターでの

殺処分数ワーストワンになったのです。

 

約2000年以上前にお釈迦さまは法句経の中で

田を持てば田を憂い、子を持てば子を憂う。」と

マイナスの側面を述べておられます。

皆さんも物を一つ持てば悩みが一つ増えると

覚悟してから動物を飼いましょう。

 

10月13日     院長 藤田泰志