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考えさせられる問題

ノルウェーの病院に勤務していたビルギッタ・カレスタッドさんは2月、友人たちと休暇で訪れていたフィリピンでオートバイに乗っていた際、道端で「寄る辺のない」子犬を発見、助けてあげたのに亡くなりました。

カレスタッドさんの遺族は9日、「ビルギッタは子犬をかごの中に入れて連れ帰った。体を洗ってあげ、世話をすると、うれしいことに子犬は回復し始めた。滞在先のリゾート施設の庭で子犬と一緒に遊んでいた」と説明。「その後しばらくすると、子犬は他の子犬がそうするように、ビルギッタたちをかもうとし始め、一緒に遊んでいる最中に彼女たちの指をかんだ」と述べた。

 

カレスタッドさんは帰国後、体調を崩し、自身が勤める病院で集中治療を受けた。だが6日夜、この病院でカレスタッドさんは息を引き取ったという。 遺族によると、カレスタッドさんと友人らのグループは誰も狂犬病の予防ワクチンを接種していなかった。 遺族はまた、「私たちの愛するビルギッタは動物が大好きだった。私たちが恐れていることは、ビルギッタのような優しい心を持つ人に、こうしたことが起こり得ることだ」と話している。

 

私も小学校の時に道徳の時間で「困った人がいたら、助けてあげなさい。」「お年寄りには親切にしてあげなさい。」と耳にタコができるくらい聞きました。もし、カレスタッドさんが、動物嫌いだったらこういう結果にはならなかったと思いますが、子犬を助けてあげたのは正しいと思います。

しかし、彼女はフィリピンが狂犬病発生地域と言う事を知らずに狂犬病のワクチンを打っていなかった事が敗因でしたが、こういう事は別の件でも日常茶飯事に起きています。

例えば「友達がお金に困っているから、信用して保証人になったら蒸発して不良債権となり競売で家を売らざるを得なかった。」「他人の子供が溺れていたので、飛び込んで助けに行ったら、そのまま行方不明になった」「野良猫が寒そうにしていたので家に入れてやったら、ドンドン増えて多頭飼育崩壊に至った

笑い話ですが「おじいさんが道に迷っていたので、若い女の子が親切に案内したら、ナンパされた。」というのもありました。

これらは、すべて良い事をされたのだと思います。しかし、決断するのに何かが足りなかったような気がするのは私だけでしょうか?

 

君子危うきに近寄らず」という諺があります。立派な人物は危ないところに近づかないということを言っています。教養高い人格者は言動を慎むもので、自ら危ないところに近づいて災いを招くようなことはしないのです。君子でなくても、見るからに危ないところへ近づきたがる人は、それほど多くありません。君子が君子たる所以は、「普通の人にはわからない危険を察知できる」ところです。

君子たるものは、「いかなる時も感情や欲望に流されず、冷静に後先や周囲を見通す洞察力と的確な判断力を発揮できる」ことが期待されます。君子が持つべき資質である指導力の源泉を表したものが、「君子危うきに近寄らず」です。

 

果たして私もそれが実践できるでしょうか?と言われると自信がありませんね。

 

 

令和元年 6月10日 顧問  藤田 泰志

 

デキる人は「自分の目標を言わない」

令和元年を迎えおめでたいですね、私も昭和、平成、令和と生かされて感謝しております。昭和から平成に変わった時はパソコンもなく、煩わしい事はなかったのですが、今回は煩わしく次回ワクチン予定日等を、例えば平成31年5月を令和元年5月と表示させたいのでマイクロソフトに電話してやっとできるようになりました。西暦で表示させるのは簡単なのですがね。。。。さくらねこ動物病院のソフトはエクセルで出来たフリーソフトですから、作者と連絡したりして細かい点は自分でしないといけませんので、認知症予防に最適です。

 

さて、脳科学者の茂木健一郎氏は「できる人」と、「できない人」を比較したときに、見分けるための1つの指標になることがあるとおっしゃっている。

できる人」の特徴。それはずばり、自分の目標をやたらと人に言わないこと。

逆に言えば、「私はこれを目指しています」「ぼくはこんなことをしたい」「私はダイエットして5kℊ痩せます」と言い続けている人は、結果が出ていないことが多いのである。

 

なぜ、「できる人」と「できない人」の間に差が生まれるのか? これは学生さんや若い社会人に多いのだけれども、どうやら、目標を言うことで、すでに「脳が錯覚して満足してしまっている」ようなのだ。しばしば、「ぼくはビッグになります」と言う人がいるけれども、そのような人が実際にビッグになったのを見たことがない。

逆に、何も言わずにコツコツと努力をしている人は、しばらく会わない間に大きく成長して、「大化け」していることもある。

個人だけではない、会社のような組織も、やたらと目標を掲げるよりは、静かにそして地道に仕事をしているほうが、結果として伸びている。

大きなことを言わずに頑張るのは、日本人の美徳のように思っている人たちもいるかもしれない。一方、アメリカには大言壮語する人が多いという印象もあるかもしれないが、実際にはそうではない。

例えば、今や世間で熱い注目を浴びる「ビットコイン」などの仮想通貨の元となった「ブロックチェーン」技術の考え方は、ネット上に「サトシ・ナカモト」の名前でいきなり発表された。

グーグルをはじめとする企業による自動運転技術の開発も、「こういうものを作ります」とPRするよりは、出来上がったものを突然動画で公開するのが主流のスタイルになっている。

テクノロジーは、「作ります」と言っていても仕方がない。実装して初めて価値がわかる。最先端の技術に関わる人たちの間では、「目標」をあれこれと言うのはダサく、とにかく作り、公開してナンボという風潮があるようだ。

できる人」になりたかったら、目標はぐっとのみ込んで、胸の中で温めておくのがいいらしい。

 

   令和元年 5月 10日  顧問 藤田泰志

 

老 少 不 定(ろうしょうふじょう)

ある裕福な商人が、孫ができたお祝いに、何か目出度い言葉を書いて欲しい、家宝にするからと、一休禅師のもとを訪れました。

こころよく引き受けた一休禅師の書いた言葉は、「親死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ」という言葉でした。目出度い言葉をお願いした商人は、カンカンに怒って、「死ぬとはどうゆうことだ」と一休禅師を問いただします。すると一休禅師は「では、あなたは、孫死ぬ、子死ぬ、親死ぬの方がいいのですか」と聞き返したそうです。ますます怒って帰ろうとする商人に、一休禅師は続けて「親が死に、子が死に、孫が死ぬ。これほど目出度いことがあろうか、これが逆になったらどうする」と、さとしたそうです。

 

現実、順番通りに死ぬことができるかどうかわかりません。世の中には子供の葬式を出してやらなければならなかった人もいます。それこそ孫を見送らなければならなかった人もいます。そもそも、この順番というもの事態が、最初から無いのです。

順番通りにいかなかった時に、その遺族は不幸という考えも、死を不幸な事として捉えていることに問題があるのです。家族や最愛の人が亡くなるということは、大きな悲しみです。しかし、死とはごく自然なことであり、生きているということは、必ず死んでいかなければならないということなのです。

 

 だからこそ、今生きている人生を精一杯生き抜いて欲しいという願いが、一休禅師の言葉の中に込められていたのだと思います。私達は、生きている時間に対してあまりにも無頓着で、死をまるで遠い未来の事ように思って生きていませんか。本当にめでたいのは、今私が生きているこの一瞬一瞬。それに気付くことができるのが、仏法との出会いだそうです。

 

動物においても、「親より子供が先に亡くなった」という言葉を飼い主さんからかなり聞きましたが、「中には生まれてすぐ亡くなる子もいるのですよ」と慰めてきました。それでも悲しいのが動物の死ですよね。「老少不定」と言う諺を噛みしめて頑張るしかしかありませんね。

 

2019年 4月 10日  顧問 藤田 泰志

六方拝 毎日に感謝

【六方拝】ってご存知でしょうか。お釈迦様が提唱した、すべてのものに感謝をするということです。

六方拝は方角ごとに感謝すべき人・モノが変わってきます。

へ向かって 両親・先祖・子孫へ感謝

西へ向かって 家族・夫婦・親戚へ感謝

へ向かって 先生・師匠・許せない人へ感謝

へ向かって 友人・同僚へ感謝

へ向かって 太陽・月・すべての自然に感謝

へ向かって 動物・植物に感謝

 

【許せない人】へも感謝するの?と思われた方もいるのではないでしょうか。六方拝の趣旨は【すべてに感謝する】ということにあります。人を許せない時にもっている感情は、どちらかというとネガティブなものではないでしょうか。この感情を穏やかな方へ変えることで、あなたの人生が好転し始めます。今は許せないと思っていても、毎日この行為をすることでいつの間にか感情が変わってきていることに気が付くはずです。

 

六方拝をすることで、「感謝の心の習慣化」をすることができます。毎朝起きた後、寝る前など決めて行ってみましょう。時間は3分程度で済みます。感謝を毎日することで、心が軽やかになり日常でも「ありがとう」と感謝の言葉が増えたり、感謝する出来事が増えていきます。いつのまにか、色々なことへ感謝できる自分へと変化していけるのです。感謝が増えると不安や恐怖が軽減され、自分自身を満たすことが出来るようになっていきます。感性がUPするので、人間関係などもスムーズに進み、心軽やかに毎日を過ごしていけます。

 

私もしたり顔でブログを書いていますけど、若い時は理不尽な事に対しては、大いに怒りました。特に日本の政治家、社会に対して怒るのが若者の特権と思っていました。しかしながら、高齢になり、怒ると血圧が上がり、夜も寝付けなかったり、ネガティブな思考にさいなまれる様になり、そこで怒るより、感謝した方が、心の平静が保たれる事が、理解できるようになりました。「人を呪わば穴二つ」と言う諺もありますので、感謝しなさいとお釈迦様は言ってらっしゃるのです。

 

2019年 3月 10日  顧問  藤田 泰志

 

 

軟酥の法(なんそのほう)

 

現代は科学万能で物質文明が合理主義と相まって進化を極めるかのように思われていましたが、人間の精神面でどうにもならない問題に直面しているのではないでしょうか。

本来は健康で幸福であるべき多くの人がストレスやノイローゼなどの精神障害で苦しんでいるのが現状です。

イメージ療法で多くの人に知られているものとして「シュルツの自律訓練法」があります。

これは「腕や脚が重くなるあるいは温かくなる」「心臓が静かに規則正しく打っている」「呼吸が楽だ」「みぞおちが温かい」「額が涼しい」といった六段階の公式を順番に自己催眠法で自分に言い聞かせて、ストレスをとり除く心身の健康法として多くの実績を上げています。

しかし白隠禅師は、これよりも二百年も昔に、「軟酥の法(なんそのほう)」というイメージ療法を創案していたのです。

 

  • 軟酥の法とは、内観法と同じく、自己暗示によって潜在意識を変えさせる精神療法である。
  • 卵ぐらいの大きさの軟酥の丸薬を頭上に乗せたとイメージする(酥とはバターのこと)。
  • 丸薬が頭上から足の裏まで流れ込んでくると想像する。
  • 方法
  • 軟酥丸は、清い色をして、よい香りがする実に素晴らしい丸薬である。
  • これが頭全体を潤し、ヒタヒタと水が浸透するように下りてきて、 両肩、両上肢、乳房、胸、肺臓、肝臓、腸、胃、背骨、尾骨まで潤すと観想する。
  • 軟酥がここまで下りてくると、すべての内臓の、
  • さらに軟酥は両下肢を温かく潤し、足の裏まで到達するとその流れは止まると観想する。
  • ちょうど、名医が香りがよく、病気にもよく効くいろいろの種類の薬剤を お湯で煎じて桶に一杯入れ、自分の両下肢をその中に漬けていると観想する。
  • 禅師いわく「この方法を何回も根気よく行えば、どんな病気でも治せないものはない。 そして立派な徳を積むことができる。さらにどんな修行でも成功しないものはない。 また、どんな事業をやっても必ず成功する。 その効果が早く現われるか、遅く現われるかは、これを行う人の熱心さいかんによるから、 一生懸命に精進せよ

 

文章で書くとイメージが湧きにくいので、youtube を見られるとよく理解できると思います。

私も療養中は痛くて動けませんでしたので、朝起きたらゆっくり座ってyoutube見ながら、瞑想して、軟酥の法をやっていました。

病気の時はネガティブな考えが、湧き上がってきますが、「軟酥の法」のお陰でほぼ完治しました。

科学万能の世の中ですが、こういう方法もあるというのを頭の片隅に入れておけば、役に立つと思います。

 

2019年 2月10日  顧問  藤田 泰志

 

人生100年時代

 

 

最近よくテレビで人生100年時代という言葉を聞くようになりましたが、その真偽はどうなのでしょう?

ある研究で人間の寿命が10年位延びる可能性が出てきたみたいです。それは「NMN」という物質でマウスの実験では明らかに寿命が延びているそうで、私も興味を持っています。マウスで寿命が延びるのであれば、犬猫たちの寿命も延びる可能性があり、研究者の目的はあくまで「ぴんぴんころり」だそうで健康で寿命を全う出来れば最高だと思います。

 

老化というのは「遺伝情報を保っているDNAがダメージを受けたり、細胞自体がストレスにやられたり、慢性炎症が体内で起こることで発生する現象」なのだそうです。 体内に異物が侵入した際、肉体の免疫システムは「炎症物質」を放出して熱・腫れ・痛みなどを起こしますが、これが「炎症」だといいます。炎症が治まった後でも炎症物質の放出が続くことがあり、これを「慢性炎症」と呼ぶそうです。「慢性炎症は血管や臓器の細胞を傷つけ、動脈硬化やがんなどを引き起こす可能性があることが最新の研究で分かってきた」そうです。

NMNは、正式名称を「ニコチナミド・モノ・ヌクレオチド」といい、「NADが生成される前の物質」なのだそうです。だから、これを補充することでNADが増え、老化を遅らせる様々な現象が起こるのだといいます。マウスへの投与実験では、「エネルギー代謝の上昇」が認められ、月齢17カ月のものが6カ月程度若返った状態になったそうです。それは人間に換算すると、「60歳前後の人が40歳くらいの機能に戻る」ようなものだといいます。

また、血中のコレステロールや中性脂肪の値も改善されるそうです。さらに、研究者が7年前に発表した研究によると、「糖尿病のマウスにNMNを投与したところ、すい臓肝臓の機能が改善した」そうです。他にも、加齢によって低下する「骨密度」「免疫細胞」「脳細胞」の増加にも効果があることが、2016年に証明されているんだとか。

 

ワシントン大学での臨床実験によって「人間にも効果がある」と証明された場合、実用化はいつ頃になるのでしょうか? 「1〜2年くらいの間」と研究者はおっしゃいました。「臨床実験の結果が今年の終わりから来年の頭ぐらいの間に分かれば、そう遠い話ではない」のだそうです。今井教授がNMNを使って延ばそうとしているのは「健康寿命」だといいます。「医療や介護に依存せず、自立した生活が送れる健康状態を持続させる」というのが、研究の目的なのだそうです。

 

もうすでにサプリメントとして発売されていますが,高価で良質なものでは、月に4万弱かかるみたいです。

 

2019年 1月10日 顧問 藤田 泰志

 

明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願い申し上げます。

今年も徒然なるままにブログを書いていこうと思いますが、新年にちなんで思いつくまま名言を書いてみました。

 

 

「つもり違い十訓」

 

1.高いつもりで低いのが教養

2.低いつもりで高いのが気位

3.深いつもりで浅いのが知識

4.浅いつもりで深いのが欲望

5.厚いつもりで薄いのが人情

6.薄いつもりで厚いのが面の皮

7.強いつもりで弱いのが根性

8.弱いつもりで強いのが自我

9.多いつもりで少ないのが分別

10.少ないつもりで 多いのが無駄

 

このつもり違いを読むといつも耳が痛いですね〜〜

 

 

「福澤心訓」とは?

続いては「福澤心訓」。福澤諭吉が作成したとされる教訓です。

 

 

「福澤心訓」

一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。

一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。

一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。

一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。

一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。

一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。

一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

人の為に奉仕して恩に着せない!!なかなか出来ない事です。

 

 

「心戒十訓」とは?

そして「心戒十訓」。やはり『福沢諭吉は謎だらけ。心訓小説』によると、この「心戒十訓」は、倫理研究所初代理事長の丸山敏雄氏の手によるものだとか。

 

 

「心戒十訓」

1.人を大切にする人は人から大切にされる。

2.人間関係は相手の長所と付き合うものだ。

3.人は何をしてもらうかより何が人に出来るかが大切である。

4.仕事では頭を使い、人間関係では心を使え。

5.挨拶はされるものではなくするものである。

6.仕事は言われてするものではなく、探してするものである。

7.わかるだけが勉強ではない、出来る事が勉強だ。

8.美人より美心。

9.言葉で語るな、心で語れ。

10.良い人生は、良い準備から始まる。

 

仕事は探してするものである。「はたらく」とは、はたを楽にするから働くと言うと親によく言われました。

 

 

2019年 元旦  顧問 藤田 泰志

 

弱気は最大の敵

 

この言葉は広島カープで炎のストッパーと言われ、
32才で鬼籍に入った津田恒美投手の座右の銘である。彼の現役時代を知っている小生としては、常に強気で真っ向勝負していたので、この言葉とは似つかわしくない印象でした。しかし内実は弱気で高校時代は小麦粉を精神安定剤と監督から渡されマウンドに立ったそうである。ある時、弱気になってカーブでかわそうとしたら、逆転打を食らって負けたそうで、その時からこの言葉を繰り返しながらマウンドに立ったそうである。

 

人間誰しも不幸が続いたり、病気をしたりした時は弱気になり、誰かに頼りたいと思っている時には、優しいそうな言葉にだまされやすいし、お金で困っている時には、儲け話をぶらさげられて、思わず飛びついてしまう。勝っているのに、ちょっとしたミスを気にしてしまい、それが自滅を誘い、結局負ける。

目の前の敵よりも、目に見えない自分の内にある敵に、私たちは何度も負けているかもしれない。

もっとダメなのは、自分の内にある敵に気づいていないことであり、どんな敵よりも手強いのに、それを攻略しようとしていない。 本当の敵が何かを知らない人というのは、その敵にとっては、都合のいいことである。

 

攻めやすい、

だましやすい、

負かしやすい…

 

自分の内の敵が、そんなことを考えているとは思えないけれど、 他人に、その敵を利用されたら、自分のうける被害は大きいと思う。

長い人生、四苦八苦という苦を甘受して生きていかなくてはならないので、その時に弱気の虫が顔を出して、イノシシが山より大きく見えたりします。

その時に「弱気は最大の敵」と、念仏のように唱えたら、不安が少しは軽減するのではないでしょうか。

 

30年12月10日  院長  藤田 泰志

「太陽ビタミン」のすごい効能

 

 

ビタミンDは、皮膚が太陽光、正確には紫外線B波にさらされると、体内で生産されます。このため“太陽ビタミン”とも呼ばれます。良く知られているように、ビタミンDは骨の健康のために重要です。ビタミンDはカルシウムの小腸での吸収を促進して、尿としての排出を防ぎます。高齢者では転倒を防ぐ効果も報告されています。

 さらに、ビタミンDレベルを正常値以上に保つことは、高血圧糖尿病、いくつかのガン心臓発作脳卒中の予防に、ひいては長寿に貢献するようです。最近の研究で、脳や心の健康にも役立つこともわかってきました。

記憶力や思考力などの「脳機能」を維持

最も新しい研究では、65歳以上の高齢者で、ビタミンDのレベルが低下すると、脳の認知機能の障害が増加することがわかりました。「認知機能」とは記憶や推理、学習、言語など知的な働き全般をさします。ビタミンDレベルが最適な高齢者は、低い人と比べて、認知機能障害のリスクが半減しました。認知機能障害は認知症の発症リスクを高めます。

他に脳神経疾患関連では、ビタミンD欠乏と、多発性硬化症やパーキンソン病との強い関連も示唆されています。また、ビタミンDは、「情緒」に関連する脳領域にも影響するようです。昨年、3つの研究がビタミンD欠乏とうつ病との関連を報告しています。サプリメントを使用してビタミンDレベルを高めると、うつ症状が改善することもわかりました。

ビタミンDがもたらす長生き効果

特筆すべきは、ビタミンDには長寿効果があることでしょう。血液中のビタミンD濃度が高い人ほど、すべての原因による総死亡リスクが低くなることを複数の研究が示しています。

 ある研究では、65歳以上の人々を約8年間追跡して、ビタミンDレベルの最も高い人々は、最も低い人々と比べて、総死亡リスクがなんと半減することがわかりました。別の研究でもほぼ同様の結果が出ています。この恩恵は、ビタミンDがもつ多くの働きの相乗的な効果によるといえるでしょう。ビタミンDには、免疫システムの働きを助けて呼吸器感染症を予防する、炎症を抑える、血管や心臓病の機能を改善する、細胞レベルの老化を防ぐ、ガンの発症や進行に関連するメカニズムを妨害する多くの抗ガン作用など、たくさんの有益な働きがあります。

「日光浴」がガンを予防!?

十分に日光に当たるか、ビタミンDを正常レベル以上に保つことは、多くのガンの予防に役立つようです。ビタミンDレベルの高い人は、低い人と比べて、大腸ガン、乳ガン、前立腺ガン、食道ガン、咽頭ガン、すい臓ガン、白血病などの発症リスクが2〜8割も低下するようです。日光への露出の多い女性は乳ガンのリスクがかなり低下しました。日照量の多い地域に住む人は肺ガンのリスクが低くなるようです。また、大腸ガンや乳ガンの患者でビタミンDレベルが高いと生存が向上する、という報告もあります。

ビタミンD不足で高血圧や糖尿病、心臓疾患リスクが大幅に増加

ビタミンDが不足していると、心臓発作や心不全、脳卒中などの心血管疾患のリスクが高くなります。例えば、40歳以上の男性でビタミンDレベルが低い場合は、心筋梗塞のリスクが2倍以上に増加するようです。ビタミンD欠乏は、心血管疾患に通じる高血圧や糖尿病のリスクを増加させます。ビタミンDレベルが低い人は、高血圧のリスクが7割、糖尿病のリスクが4割も増加するという研究結果があります。

現代人はビタミンD不足、適度な日光浴がオススメ

日光にあたることが少ない生活、特に夜型の生活や、常に日焼け止め剤などで紫外線をしっかりブロックしている人はビタミンD欠乏の危険性が高くなります。高齢者は皮膚でのビタミンDの生産力が低下します。ビタミンDの生産力には個人差があり、皮膚の色が濃くなるほど生産効率が悪くなります。

 また、冬季は日照量が少ないためビタミンDが不足しがちです。身体のビタミンDの生産量は、夏季の晴天とくらべて、晴天でも半分に、曇天では4分の1に減少します。

適度な日光浴をするか、食事やサプリメントでビタミンDを適切に摂取することは、健康のために大きな利益がありそうです。食物では、サケウナギのような脂肪の多い魚、卵黄、乳製品、キノコ類に多く含まれます。適度な日光浴は、条件にもよりますが、週に3日、1日に約15分間、日差しが強い時間帯に日焼け止めなしの状態で、肌の3〜4割を日光にさらすことで十分なようです。

現代でも太陽光の恩恵は計り知れないようですね。やはり、元気で長生きが一番ですから、必要な量の太陽光を浴びるのが、安上がりな健康法です。私も毎日朝晩血圧を測定していますが、去年の9月と今年の9月を比較した場合、早朝血圧の130台が去年は10日、今年が1日と血圧が低下しました。圧迫骨折して、ビタミンDの処方と日光浴のお陰だと思います。

先日アメリカで血圧を下げるには「減塩よりビタミンD」と発表されましたが、日光浴をすることで一酸化窒素が体内で発生し血管を拡張させるので当然の結果だと思います。

 

30年11月10日   院長 藤田泰志

 

日 光 療 法

人類は、太古の時代から太陽を神と崇めた古代の日光療法

 

太陽は人間の歴史が始まって以来、全能のシンボルとして崇拝されていました。まだ人知の開けていなかった古代社会において、既に人々は太陽光線には健康になる保健作用や病気を治す治療効果があると信じて積極的に利用しています。もちろん今日のように科学に基礎を置いたものではありませんが、理論がなくとも実際の効果を重んじたのでしょう。

 

紀元前2000年頃の第五王朝時代、エジプト人は太陽神「ラー」を信仰し、国王をはじめ盛んに日光浴や日光療法を行ったことが古代遺跡から明らかにされました。エジプトでは王を「ファラオ」と呼びますが、「太陽の子」という意味です。 古代ギリシャでは、3000年以上前に太陽光線を治療用の光源として利用して日光療法を行った記録が残されています。また当時の人々は日光浴場で全裸になり全身の日光浴を好んでいました。なお古代ギリシャのオリンピック競技は日光の下、裸で争われました。体操をGymnasticsと言うのは「裸の技術」に由来します。当時の彫刻を見ても体格が優れているのは当然うなづけます。 インドの聖典ベーダによれば、既に紀元前1400年頃のインドで紫外線に対する感受性を高めるソラーレンを使って白斑の治療を行ないました。これは現在のPUVA(プバ)療法です。

 

古代ローマでは、浴場に必ず日光浴室を作りました。また「太陽は最善の薬である」「太陽の来ない家には医者が来る」という諺があります。 日本では、太陽を「大日如来」または「お天道様」と呼んで信仰の対象にしました。また、人は日の神「天照大神」の子孫と信じられ、男は日子「彦」女は日女「姫」と呼びました。私たちの先祖が今より遥かに太陽光線に親しんで暮らしたことは確かです。 古代ではすべての人々が素直に太陽光線の恩恵を信じ、太陽光線を利用した日光療法は人類最古の治療法となるのです。

 

現代医学の祖とされる医聖ヒポクラテス(紀元前460年生)は、日光療法を本格的に治療に取り入れた健康大寺院をギリシャのコス島に建立し、日光療法を本格的に医療の場に取り入れて意欲的にその効果について検討し、次のことを述べています。 「日光の光と熱は、すべての創傷、骨折、破傷風等に効果がある」「筋肉の強壮をするには日光浴が絶対必要である。しかも春夏秋冬必ずその直射を受けなければならない」「脂肪性の肥満した人は、できるだけ裸で歩き回るのが良い」 その後も多くの医師が日光療法についての記述を残しています。

 

如何なる患者もなるべく日光に当たるようにすべきである。傷は新しい古いにかかわらず日光に当たるのが良い。寝たきりの患者も、できるだけ日光に当てなければならない」「患者に日光浴をさせれば、内臓の分泌作用が高まり、発汗を増し、筋肉を強くし、脂肪の蓄積を防ぎ、腫瘍を縮小し、浮腫を減らす。また呼吸は深く活発になるから肺は強くなる

 

現代ほど紫外線の害を唱えて、太陽を忌み嫌う風潮が最大限になった時代は無いと思います。何事もメリット、デメリットがあり、ベストなものはありません。非科学的という人もいますが、日向ぼっこしている猫たちを見てると、絶対メリットがあると思います。私も健康には気を付けている方で、高齢になって骨粗しょう症になるのは嫌だなと思い、カルシウムはサプリで20数年取りましたし、骨には豆腐が良いというので30年位、摂取し続けました。それが6月末に胸椎の圧迫骨折を起こして、ほぼ回復に向かっていますが、過去に日に当たりすぎると、白内障、皮膚がん、になるというデメリットを信じたばかりにあまり、日に当たりませんでした。やはり、いくらカルシウムを摂取しても、太陽に浴びることで産生されるビタミンDが不足して、骨密度が低下して圧迫骨折を起こしました。私の子供の頃は夏に日焼けしてれば、風邪をひかないとよく親に言われてましたが、これは本当だったと思いますし、太陽光を見直したほうが良いと思います。

 

次回は現代での日光浴の効果を科学的に検証してみます。

 

30年10月10日  院長 藤田泰志