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人生100年時代

 

 

最近よくテレビで人生100年時代という言葉を聞くようになりましたが、その真偽はどうなのでしょう?

ある研究で人間の寿命が10年位延びる可能性が出てきたみたいです。それは「NMN」という物質でマウスの実験では明らかに寿命が延びているそうで、私も興味を持っています。マウスで寿命が延びるのであれば、犬猫たちの寿命も延びる可能性があり、研究者の目的はあくまで「ぴんぴんころり」だそうで健康で寿命を全う出来れば最高だと思います。

 

老化というのは「遺伝情報を保っているDNAがダメージを受けたり、細胞自体がストレスにやられたり、慢性炎症が体内で起こることで発生する現象」なのだそうです。 体内に異物が侵入した際、肉体の免疫システムは「炎症物質」を放出して熱・腫れ・痛みなどを起こしますが、これが「炎症」だといいます。炎症が治まった後でも炎症物質の放出が続くことがあり、これを「慢性炎症」と呼ぶそうです。「慢性炎症は血管や臓器の細胞を傷つけ、動脈硬化やがんなどを引き起こす可能性があることが最新の研究で分かってきた」そうです。

NMNは、正式名称を「ニコチナミド・モノ・ヌクレオチド」といい、「NADが生成される前の物質」なのだそうです。だから、これを補充することでNADが増え、老化を遅らせる様々な現象が起こるのだといいます。マウスへの投与実験では、「エネルギー代謝の上昇」が認められ、月齢17カ月のものが6カ月程度若返った状態になったそうです。それは人間に換算すると、「60歳前後の人が40歳くらいの機能に戻る」ようなものだといいます。

また、血中のコレステロールや中性脂肪の値も改善されるそうです。さらに、研究者が7年前に発表した研究によると、「糖尿病のマウスにNMNを投与したところ、すい臓肝臓の機能が改善した」そうです。他にも、加齢によって低下する「骨密度」「免疫細胞」「脳細胞」の増加にも効果があることが、2016年に証明されているんだとか。

 

ワシントン大学での臨床実験によって「人間にも効果がある」と証明された場合、実用化はいつ頃になるのでしょうか? 「1〜2年くらいの間」と研究者はおっしゃいました。「臨床実験の結果が今年の終わりから来年の頭ぐらいの間に分かれば、そう遠い話ではない」のだそうです。今井教授がNMNを使って延ばそうとしているのは「健康寿命」だといいます。「医療や介護に依存せず、自立した生活が送れる健康状態を持続させる」というのが、研究の目的なのだそうです。

 

もうすでにサプリメントとして発売されていますが,高価で良質なものでは、月に4万弱かかるみたいです。

 

2019年 1月10日 顧問 藤田 泰志

 

明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願い申し上げます。

今年も徒然なるままにブログを書いていこうと思いますが、新年にちなんで思いつくまま名言を書いてみました。

 

 

「つもり違い十訓」

 

1.高いつもりで低いのが教養

2.低いつもりで高いのが気位

3.深いつもりで浅いのが知識

4.浅いつもりで深いのが欲望

5.厚いつもりで薄いのが人情

6.薄いつもりで厚いのが面の皮

7.強いつもりで弱いのが根性

8.弱いつもりで強いのが自我

9.多いつもりで少ないのが分別

10.少ないつもりで 多いのが無駄

 

このつもり違いを読むといつも耳が痛いですね〜〜

 

 

「福澤心訓」とは?

続いては「福澤心訓」。福澤諭吉が作成したとされる教訓です。

 

 

「福澤心訓」

一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。

一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。

一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。

一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。

一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。

一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事です。

一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

人の為に奉仕して恩に着せない!!なかなか出来ない事です。

 

 

「心戒十訓」とは?

そして「心戒十訓」。やはり『福沢諭吉は謎だらけ。心訓小説』によると、この「心戒十訓」は、倫理研究所初代理事長の丸山敏雄氏の手によるものだとか。

 

 

「心戒十訓」

1.人を大切にする人は人から大切にされる。

2.人間関係は相手の長所と付き合うものだ。

3.人は何をしてもらうかより何が人に出来るかが大切である。

4.仕事では頭を使い、人間関係では心を使え。

5.挨拶はされるものではなくするものである。

6.仕事は言われてするものではなく、探してするものである。

7.わかるだけが勉強ではない、出来る事が勉強だ。

8.美人より美心。

9.言葉で語るな、心で語れ。

10.良い人生は、良い準備から始まる。

 

仕事は探してするものである。「はたらく」とは、はたを楽にするから働くと言うと親によく言われました。

 

 

2019年 元旦  顧問 藤田 泰志

 

弱気は最大の敵

 

この言葉は広島カープで炎のストッパーと言われ、
32才で鬼籍に入った津田恒美投手の座右の銘である。彼の現役時代を知っている小生としては、常に強気で真っ向勝負していたので、この言葉とは似つかわしくない印象でした。しかし内実は弱気で高校時代は小麦粉を精神安定剤と監督から渡されマウンドに立ったそうである。ある時、弱気になってカーブでかわそうとしたら、逆転打を食らって負けたそうで、その時からこの言葉を繰り返しながらマウンドに立ったそうである。

 

人間誰しも不幸が続いたり、病気をしたりした時は弱気になり、誰かに頼りたいと思っている時には、優しいそうな言葉にだまされやすいし、お金で困っている時には、儲け話をぶらさげられて、思わず飛びついてしまう。勝っているのに、ちょっとしたミスを気にしてしまい、それが自滅を誘い、結局負ける。

目の前の敵よりも、目に見えない自分の内にある敵に、私たちは何度も負けているかもしれない。

もっとダメなのは、自分の内にある敵に気づいていないことであり、どんな敵よりも手強いのに、それを攻略しようとしていない。 本当の敵が何かを知らない人というのは、その敵にとっては、都合のいいことである。

 

攻めやすい、

だましやすい、

負かしやすい…

 

自分の内の敵が、そんなことを考えているとは思えないけれど、 他人に、その敵を利用されたら、自分のうける被害は大きいと思う。

長い人生、四苦八苦という苦を甘受して生きていかなくてはならないので、その時に弱気の虫が顔を出して、イノシシが山より大きく見えたりします。

その時に「弱気は最大の敵」と、念仏のように唱えたら、不安が少しは軽減するのではないでしょうか。

 

30年12月10日  院長  藤田 泰志

「太陽ビタミン」のすごい効能

 

 

ビタミンDは、皮膚が太陽光、正確には紫外線B波にさらされると、体内で生産されます。このため“太陽ビタミン”とも呼ばれます。良く知られているように、ビタミンDは骨の健康のために重要です。ビタミンDはカルシウムの小腸での吸収を促進して、尿としての排出を防ぎます。高齢者では転倒を防ぐ効果も報告されています。

 さらに、ビタミンDレベルを正常値以上に保つことは、高血圧糖尿病、いくつかのガン心臓発作脳卒中の予防に、ひいては長寿に貢献するようです。最近の研究で、脳や心の健康にも役立つこともわかってきました。

記憶力や思考力などの「脳機能」を維持

最も新しい研究では、65歳以上の高齢者で、ビタミンDのレベルが低下すると、脳の認知機能の障害が増加することがわかりました。「認知機能」とは記憶や推理、学習、言語など知的な働き全般をさします。ビタミンDレベルが最適な高齢者は、低い人と比べて、認知機能障害のリスクが半減しました。認知機能障害は認知症の発症リスクを高めます。

他に脳神経疾患関連では、ビタミンD欠乏と、多発性硬化症やパーキンソン病との強い関連も示唆されています。また、ビタミンDは、「情緒」に関連する脳領域にも影響するようです。昨年、3つの研究がビタミンD欠乏とうつ病との関連を報告しています。サプリメントを使用してビタミンDレベルを高めると、うつ症状が改善することもわかりました。

ビタミンDがもたらす長生き効果

特筆すべきは、ビタミンDには長寿効果があることでしょう。血液中のビタミンD濃度が高い人ほど、すべての原因による総死亡リスクが低くなることを複数の研究が示しています。

 ある研究では、65歳以上の人々を約8年間追跡して、ビタミンDレベルの最も高い人々は、最も低い人々と比べて、総死亡リスクがなんと半減することがわかりました。別の研究でもほぼ同様の結果が出ています。この恩恵は、ビタミンDがもつ多くの働きの相乗的な効果によるといえるでしょう。ビタミンDには、免疫システムの働きを助けて呼吸器感染症を予防する、炎症を抑える、血管や心臓病の機能を改善する、細胞レベルの老化を防ぐ、ガンの発症や進行に関連するメカニズムを妨害する多くの抗ガン作用など、たくさんの有益な働きがあります。

「日光浴」がガンを予防!?

十分に日光に当たるか、ビタミンDを正常レベル以上に保つことは、多くのガンの予防に役立つようです。ビタミンDレベルの高い人は、低い人と比べて、大腸ガン、乳ガン、前立腺ガン、食道ガン、咽頭ガン、すい臓ガン、白血病などの発症リスクが2〜8割も低下するようです。日光への露出の多い女性は乳ガンのリスクがかなり低下しました。日照量の多い地域に住む人は肺ガンのリスクが低くなるようです。また、大腸ガンや乳ガンの患者でビタミンDレベルが高いと生存が向上する、という報告もあります。

ビタミンD不足で高血圧や糖尿病、心臓疾患リスクが大幅に増加

ビタミンDが不足していると、心臓発作や心不全、脳卒中などの心血管疾患のリスクが高くなります。例えば、40歳以上の男性でビタミンDレベルが低い場合は、心筋梗塞のリスクが2倍以上に増加するようです。ビタミンD欠乏は、心血管疾患に通じる高血圧や糖尿病のリスクを増加させます。ビタミンDレベルが低い人は、高血圧のリスクが7割、糖尿病のリスクが4割も増加するという研究結果があります。

現代人はビタミンD不足、適度な日光浴がオススメ

日光にあたることが少ない生活、特に夜型の生活や、常に日焼け止め剤などで紫外線をしっかりブロックしている人はビタミンD欠乏の危険性が高くなります。高齢者は皮膚でのビタミンDの生産力が低下します。ビタミンDの生産力には個人差があり、皮膚の色が濃くなるほど生産効率が悪くなります。

 また、冬季は日照量が少ないためビタミンDが不足しがちです。身体のビタミンDの生産量は、夏季の晴天とくらべて、晴天でも半分に、曇天では4分の1に減少します。

適度な日光浴をするか、食事やサプリメントでビタミンDを適切に摂取することは、健康のために大きな利益がありそうです。食物では、サケウナギのような脂肪の多い魚、卵黄、乳製品、キノコ類に多く含まれます。適度な日光浴は、条件にもよりますが、週に3日、1日に約15分間、日差しが強い時間帯に日焼け止めなしの状態で、肌の3〜4割を日光にさらすことで十分なようです。

現代でも太陽光の恩恵は計り知れないようですね。やはり、元気で長生きが一番ですから、必要な量の太陽光を浴びるのが、安上がりな健康法です。私も毎日朝晩血圧を測定していますが、去年の9月と今年の9月を比較した場合、早朝血圧の130台が去年は10日、今年が1日と血圧が低下しました。圧迫骨折して、ビタミンDの処方と日光浴のお陰だと思います。

先日アメリカで血圧を下げるには「減塩よりビタミンD」と発表されましたが、日光浴をすることで一酸化窒素が体内で発生し血管を拡張させるので当然の結果だと思います。

 

30年11月10日   院長 藤田泰志

 

日 光 療 法

人類は、太古の時代から太陽を神と崇めた古代の日光療法

 

太陽は人間の歴史が始まって以来、全能のシンボルとして崇拝されていました。まだ人知の開けていなかった古代社会において、既に人々は太陽光線には健康になる保健作用や病気を治す治療効果があると信じて積極的に利用しています。もちろん今日のように科学に基礎を置いたものではありませんが、理論がなくとも実際の効果を重んじたのでしょう。

 

紀元前2000年頃の第五王朝時代、エジプト人は太陽神「ラー」を信仰し、国王をはじめ盛んに日光浴や日光療法を行ったことが古代遺跡から明らかにされました。エジプトでは王を「ファラオ」と呼びますが、「太陽の子」という意味です。 古代ギリシャでは、3000年以上前に太陽光線を治療用の光源として利用して日光療法を行った記録が残されています。また当時の人々は日光浴場で全裸になり全身の日光浴を好んでいました。なお古代ギリシャのオリンピック競技は日光の下、裸で争われました。体操をGymnasticsと言うのは「裸の技術」に由来します。当時の彫刻を見ても体格が優れているのは当然うなづけます。 インドの聖典ベーダによれば、既に紀元前1400年頃のインドで紫外線に対する感受性を高めるソラーレンを使って白斑の治療を行ないました。これは現在のPUVA(プバ)療法です。

 

古代ローマでは、浴場に必ず日光浴室を作りました。また「太陽は最善の薬である」「太陽の来ない家には医者が来る」という諺があります。 日本では、太陽を「大日如来」または「お天道様」と呼んで信仰の対象にしました。また、人は日の神「天照大神」の子孫と信じられ、男は日子「彦」女は日女「姫」と呼びました。私たちの先祖が今より遥かに太陽光線に親しんで暮らしたことは確かです。 古代ではすべての人々が素直に太陽光線の恩恵を信じ、太陽光線を利用した日光療法は人類最古の治療法となるのです。

 

現代医学の祖とされる医聖ヒポクラテス(紀元前460年生)は、日光療法を本格的に治療に取り入れた健康大寺院をギリシャのコス島に建立し、日光療法を本格的に医療の場に取り入れて意欲的にその効果について検討し、次のことを述べています。 「日光の光と熱は、すべての創傷、骨折、破傷風等に効果がある」「筋肉の強壮をするには日光浴が絶対必要である。しかも春夏秋冬必ずその直射を受けなければならない」「脂肪性の肥満した人は、できるだけ裸で歩き回るのが良い」 その後も多くの医師が日光療法についての記述を残しています。

 

如何なる患者もなるべく日光に当たるようにすべきである。傷は新しい古いにかかわらず日光に当たるのが良い。寝たきりの患者も、できるだけ日光に当てなければならない」「患者に日光浴をさせれば、内臓の分泌作用が高まり、発汗を増し、筋肉を強くし、脂肪の蓄積を防ぎ、腫瘍を縮小し、浮腫を減らす。また呼吸は深く活発になるから肺は強くなる

 

現代ほど紫外線の害を唱えて、太陽を忌み嫌う風潮が最大限になった時代は無いと思います。何事もメリット、デメリットがあり、ベストなものはありません。非科学的という人もいますが、日向ぼっこしている猫たちを見てると、絶対メリットがあると思います。私も健康には気を付けている方で、高齢になって骨粗しょう症になるのは嫌だなと思い、カルシウムはサプリで20数年取りましたし、骨には豆腐が良いというので30年位、摂取し続けました。それが6月末に胸椎の圧迫骨折を起こして、ほぼ回復に向かっていますが、過去に日に当たりすぎると、白内障、皮膚がん、になるというデメリットを信じたばかりにあまり、日に当たりませんでした。やはり、いくらカルシウムを摂取しても、太陽に浴びることで産生されるビタミンDが不足して、骨密度が低下して圧迫骨折を起こしました。私の子供の頃は夏に日焼けしてれば、風邪をひかないとよく親に言われてましたが、これは本当だったと思いますし、太陽光を見直したほうが良いと思います。

 

次回は現代での日光浴の効果を科学的に検証してみます。

 

30年10月10日  院長 藤田泰志

無 功 徳(むくどく)

無功徳という禅語は、禅宗の初祖とも称される菩提達磨(ぼだい・だるま)の言葉である。 南インドの香至国(こうしこく)という国の第3王子として生まれた達磨は、やがて出家をして僧となった。そして後年、仏法を説き広めるためにインドを発って中国へと向かう。 苦難の末に中国にたどりついた達磨は、梁(りょう)の武帝(ぶてい)と会って仏法について話を交わすのだが、その時の会話のなかで達磨が口にしたのが、この無功徳という一語。

武帝は仏心天子と呼ばれるほど厚く仏教に帰依していた皇帝であった。多くの寺院を建立し、多くの経文を写させて複製し、自ら『涅槃経(ねはんぎょう)』という経典について講義をするほどの見識も持ち合わせていたという。

だから武帝は達磨と出会った際、こう問いかけた。

「私はこれまでに多くの仏塔を建立し、経文を写し、多くの人を僧侶にしてきた。ほかにも沢山のことをした。これら仏教のためになる行いをしてきたことに対し、どのような功徳があるだろうか?」 武帝にしてみれば、自分ほど仏教のために尽力した人間はいないという自負があったに違いない。だから、さぞかし素晴らしい功徳がもたらされるものと思い、達磨に問いかけたのだ。 しかしこの問いに対する達磨の答えは、まったく武帝の意に反するものだった。

無功徳」 つまり、達磨は「何の功徳もない」と言い放ったのである。

「なにっ!? 何の功徳もないだと! なぜだ?」 「寺を建てる。経典を写す。僧侶として出家させる。それらの行いによって功徳を得ようとするのは、世俗の成果を求めているにすぎないからです」 「では、貴僧のいう功徳とは何なのだ!?」 「損得にかかわることのない浄らかなものです」

 

なぜ無功徳なのか

何か善いことをして、その見返りに何かを得たとする。 善いことをした功徳は、その得たもの、あるいはそれを得ることを指すかといえば、そうとは限らない。 たとえば人助けをしたのなら、助かった人が現にいる。助かった、という結果がすでに1つの功徳であるし、助けられた人が感謝の思いを抱くことも、大きな功徳になるだろう。 助けた人物に返ってくるものが功徳のすべてなのではない。 その行為によって生じた諸々、それら生じたすべてのものが功徳の結果であり、功徳そのものでもあるのだ。 武帝は寺院を建立したり写経をした行為の見返りのような意味合いで、特別な功徳が自分の身に与えられるのではと思ったのかもしれないが、そうではないことを達磨は伝えたのであった。

 

動物愛護にしても、同じような事が言えるのではないでしょうか。純粋に野良猫さんの子供を救って、新しい飼い主を見つけてやるのが功徳であって、その後他人様からの称賛を得るか得ないかは、関係ないと思います。

他人様からの称賛が目的であり、野良猫さんの子供を救うのが手段だったら、悲しいことである。

先日、行方不明になった子供さんを発見した、ボランティアの尾畠さんの座右の銘は、以前ブログにも書いた「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」だそうで実に素晴らしいです。

 

30年 9月 10日    院長 藤田 泰志

 

肥満と脳の関係

 

様々な統計から、肥満と脳の容積には、相関関係があるらしいと言う事が解りました。

 

1) 脳はいつまでも成長し続ける

 

大人になってから勉強をしても、もう脳の発達は止まっているし、無駄なのではないか。そう考えたことのある人もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。脳のあらゆる細胞は、年齢に応じて右肩下がりで減っていきます。

しかし、いつも新しい細胞を生み出している場所があります。それが「海馬です。

海馬は首の裏側あたりの、ちょっと奥まったところにある小指ほどの大きさの器官です。私たちの記憶を担当しています。

 

従来、脳細胞は、生まれたときをピークに減り続けていくと考えられていたのですが、最新の脳医学研究から、 「海馬だけは、脳細胞を新しく生み出している」ということがわかりました。

大人であっても、脳(海馬)の細胞は日々、新生されているのです。ですから私たち大人に求められる脳との「付き合い方」は、今ある脳の老化を防ぎ、成長を促すことだとわかります。

たとえば子どもと睡眠に関する調査では、睡眠不足はそれだけで、子どもの海馬を萎縮させることが明らかとなりました。

また、690人の男性と、738人の女性を対象とした調査では、男性の肥満が海馬の体積に悪影響を与えている」ということがわかりました(女性の肥満においては、そこまでの関連性は読み取ることができませんでした)。

男性の皆さんは「太ると脳に悪い」ということを覚えておきましょう。

 

2)「勉強好き」な人の脳は老化しにくい

 

勉強好きな人の脳は、なかなか老けることがありません。約400人を対象に8年間にわたって行った私たちの調査では、「知的好奇心」の高い人ほど、認知機能を担当する「側頭頭頂部」の萎縮が少ないことがわかっています。

知的好奇心」とは、知りたい、学びたい、達成したいといった気持ちのことです。

勉強、仕事、ボランティア、趣味などにイキイキと取り組んでいる人ほど、脳は若く保たれていたのです。「脳」への栄養は、知的好奇心なのです。

 

やはり、男性にとっては高齢になっても、仕事が大事なことはよく理解されたと思います。特に知的好奇心こそ、脳の衰えを遅らせますので、パソコン、スマホは苦手と言わないで、使うようにしましょう、そうすれば世界と通じ合い、いろんな興味が湧いてくると思います。

 

30年8月10日   院長   藤田泰志

 

 

リーキーガット症候群

  リーキーガット症候群」とは、腸粘膜を構成する細胞に穴が開き、体にとって有害な物質が入り込むために様々な症状が起こる病気です。リーキーガット症候群は英語でLeaky Gut Syndromeと表記され、文字通り、漏れやすい(Leaky)腸(Gut)の状態を指します。したがって、リーキーガット症候群は、英語名を略したLGSや腸管壁浸漏症候群(ちょうかんへきしんろうしょうこうぐん)、腸漏れと呼ばれることがあります。健康な腸では食べ物や空気に交じった病原菌など、体にとって害のあるものを体内に入れないよう腸の粘膜細胞が排除しています。しかし、リーキーガット症候群では、腸の粘膜が壊れて穴だらけになっているため、体にとって有害な物質が体内に侵入してしまいます。本来であれば排除されるはずの異物が体内に侵入すると、その異物に全身が反応して、重い病気や精神に関わる症状が出始めます。

 

リーキーガット症候群が起こる原因

例えば、PCB(ポリ塩化ビフェニル)や農薬、水銀といった化学物質は、腸の粘膜細胞や「細胞同士が密着した結合(=タイトジャンクション)」を破壊することが知られています。同様に、病気の治療で使われる抗生物質や胃酸の分泌を抑える薬を使用した場合でも、リーキーガット症候群が生じます。また、小麦粉に含まれるグルテンと呼ばれるタンパク質が腸の粘膜を覆う腸管上皮細胞(ちょうかんじょうひさいぼう)を破壊し、腸漏れを加速させることが文献から示されています。この他にも、リーキーガット症候群を招く原因として、ストレス、加工食品に含まれる添加物、寄生虫、 鎮痛剤、アルコール、カフェインなどがあります。

 

リーキーガット症候群の身体的症状

リーキーガット症候群になると腸の粘膜が破壊されてしまうために、腸では正常な消化・吸収活動ができなくなります。その結果、十分な栄養素を取り込むことができず、細胞の機能が低下して、全身の健康に害を及ぼすようになります。リーキーガット症候群によって引き起こされる身体的症状としては、・食物アレルギー・アトピー・花粉症・リウマチ・消化不良・膨満感・下痢・便秘・炎症性腸疾患・肥満・関節炎・肝機能障害・高コレステロール血症・糖尿病・多発性硬化症・慢性疲労症候群などがあります。

 

腸のバリア機能が壊れると心の不調が生じる

リーキーガット症候群になると副腎(ふくじん)と呼ばれる臓器で、コルチゾールやアドレナリン(エピネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)などのホルモンが大量に作られます。こうしたホルモンは外部からのストレスに対抗したり、腸の粘膜が破壊されたことで生じた炎症を抑えたりする際に使われます。

このようなストレスホルモンの中で、特にコルチゾールが長期間にわたって作られると副腎に大きな負担がかかります。その結果、副腎が疲れ切ってその機能が低下し、コルチゾールを作ることができなくなってしまいます。このような状態では、ストレスに対処するのが困難になってしまいます。すると、人によってはうつ、パニック、恐怖、強い不安感など、メンタルに深刻な影響が出るようになります。そのため、リーキーガット症候群でアドレナリンとノルアドレナリンが過剰に分泌されて、常に交感神経が優位になると、性格が攻撃的になったり、強い不安や恐怖を感じたり、暴力的になったり、イライラしたりするようになります。その一方で、このアドレナリンとノルアドレナリンが休みなく作られると、ますます副腎は消耗し、最終的にこの2つのホルモンを作り出すことができなくなってしまう状況になります。アドレナリンとノルアドレナリンが作られなくなって不足すると、気分が激しく落ち込んだり、喜びの感情がなくなったり、やる気が低下したりするなど、うつ病に似た精神症状が出ることがあります。

 

リーキーガット症候群の精神的症状

リーキーガット症候群によって引き起こされる精神的症状には・不眠・イライラ、怒り・うつ病・自律神経失調症・不安神経症・統合失調症・集中力低下・喪失感・自殺願望・パニック障害・アルツハイマー病・パーキンソン病・自閉症・ADHDなど

 

リーキーガット症候群を改善する方法

リーキーガット症候群を改善するには、この病気を発症させている原因と取り除くことが大切です。そのためには、なるべくストレスを減らすように心がけ、農薬や殺虫剤などの化学物質を使わない生活に切り替えます。リーキーガット症候群を根本的に治療するためには、上記に示した方法以外に、「何を食べるか」と「何を食べないか」を考えることが、治療を進める上で重要になります。

 

(1)グルテンとカゼインを避ける

小麦粉に含まれるグルテンは、腸の細胞を傷つけます。また、グルテンは腸内細菌に住むカンジダが増える原因にもなります。カンジダが増えると、腸の粘膜細胞が破壊されてしまいます。そこで、リーキーガット症候群の人ではグルテンを含んだパスタやパン、菓子、調味料などをなるべく控えるようにしましょう。また、グルテンの他に、牛乳やヨーグルト、チーズに含まれるカゼインというタンパク質が炎症を引き起こして、腸の細胞を壊すことが知られています。つまり、カゼインもリーキーガット症候群の原因になります。

(2)炎症を抑える栄養素を摂る

リーキーガット症候群の人では、体内で炎症が起きています。そのため、炎症をしずめる栄養素を摂取することで、リーキーガット症候群が軽減されます。オメガ3系脂肪酸には、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)があります。EPAとDHAは腸の炎症を抑えるほかに、傷ついた腸粘膜を修復する働きがあります。EPAとDHAはイワシやサンマ、ブリなどの青魚をはじめ、マグロやウナギに豊富に含まれています。

(3)グルタミンを積極的に補給する

グルタミンは大豆、海藻類、肉、魚、卵、アーモンド、トマトなどの食品に多く含まれています。しかし、グルタミンは熱を加えると性質が変化してしまうため、魚は刺身で食べ、海藻やトマトなどは野菜サラダとして食べるのが良いとされています。

(4)善玉菌を増やす食品群を摂る 

腸内には100兆個から1,000兆個の腸内細菌が住んでいると考えられています。こうした腸内細菌で善玉菌、悪玉菌、日和見菌が適切なバランスで存在していると、健康な体を築くことができます。善玉菌を増やす食品には、納豆、ぬか漬け、味噌などがあります。こうした食品には、善玉菌の1種ある乳酸菌(にゅうさんきん)やビフィズス菌が豊富に含まれています。このほかに、善玉菌のエサとなる食物繊維を摂るのも有益です。大豆やアーモンド、おから、あずき、グリンピースなどに、食物繊維が豊富に含まれています。

 

 

私もハチミツ ヤセ菌で検索してリーキーガット症候群にたどり着きましたが、この疾患に7割くらいの人が該当すると統計上に出ていたのには驚愕しました。まさに医食同源と昔の人は気づいていたのですね。終戦後にアメリカから無償で小麦粉が輸入され、小学校では脱脂粉乳とともに給食がパンになりました。アメリカの深謀遠慮的な発想で、小麦粉にはグルテンが入っていて分解過程でアヘン様物質に変換し、無性にパンを食べたくなる様になりパン食が主流になり、アメリカから小麦が大量に輸入されています。それと体質によりリーキーガット症候群が蔓延して、アトピー、花粉症などのアレルギー性疾患が増加しましたが、小麦粉食品と相関関係があると思うのは私の穿った見方でしょうか?

 

30年7月10日  院長 藤田 泰志

 

 

腹八分で医者いらず。腹六分目で老いを忘れる。腹4分目で神に近づく。

 水野南北先生は、江戸時代中期に活躍していた観相家で、日本の人相・手相占いの元祖とされている運命学者で、浪速の相聖」と謳われ、「日本相法の中祖」と敬称されています。

水野南北先生の著書『南北相法』は占い師のバイブルであり、 占い師を目指す者は必ず読む必要があるとされている本です。

 

水野南北先生は、主食は麦飯で、一日に麦一合五勺と決め、副食は一汁一菜で、米や餅を一切口にせず、お酒は一日一合までとし、生涯粗食で過ごされていたそうです。

水野南北先生は、食の慎しみ方で人相と運命が変わると強調しています。 人を占う場合は、必ずその人の食事の内容を詳細に聞いていたそうです。

少食にすれば腸相が良くなります。

腸相が良くなれば人相が良くなります。

人相が良くなれば運命が好転します。

水野南北先生の人相と食事の関連を見抜いた慧眼には感心させられます。

 

善相で良運で健康的でも、美味贅沢や淫色肉食をしていれば、次第に貧窮短命となります。

 悪相で凶運で病弱でも、一飯一菜を心掛けて節食していれば、次第に富貴延命となります。

世間にはあらゆる成功哲学や自己啓発が溢れていますが、人間の運命の根底にあるのは食の節制です。

食を厳しく節制する事によって、健康、立身、出世、蓄財、幸福、長寿のすべて得られるのです。

 

仏教には「不殺生」という教えがありますし、 旧約聖書には「汝殺すなかれ」という言葉があります。 東洋哲学では、人間が沢山食べると、間違いなく罰が当たるという思想があります。 食べるという事は、他の動物や植物の命を奪うという事です。 つまり、沢山食べる人は沢山の命を奪っているという事です。 自然界には、必要以上に食べ過ぎる事には罰が与えられるという仕組みが存在しています。 それが食べ過ぎる人には病気や早死にがもたらされるという事ではないかと考えられます。

 

私も若い頃カーネギーの信念の魔術、成功哲学など読みましたが、食で運命を変えるというのは初めてです。人間の寿命が尽きるのは一生のうちに食べる量が決まっていて、その量に達した時に起きるという説もありますが、友人知人の内で早死にしたのは確かに肥満体でしたね。

 

今年になってから、星野仙一、衣笠祥雄と有名野球人が鬼籍に入られたが、昭和が無くなっていくような気がして寂しくなります。

 

30年 6月 10日  院長 藤田 泰志

財徳    運命逆転の法則

世界では、億万長者が、毎日何百、何千という単位で誕生しているといわれています。

その反面、お金には縁のない人、お金が身につかない人、金運の全くない人もいることでしょう。

金運がない・・・一体何が原因なのでしょう。

大した苦労もせずに次から次へと金運に恵まれる、努力したことが必ず報われる、そうして得た金銭は必ず身につき増えてゆく。 そんな人は、前世で多くの人に施しをしてきた人といえます。しかし、その前世において自分にいくらお金があっても施しをしなかった。 困っている人を見ても知らぬそぶりで自分だけが裕福な暮らししてきた。た、それほど裕福な暮らしぶりでなくてもやろうと思えばそれなりに出来たのに施しをしなかった。 こうした人は、今世でお金が身につかない、金運がない人生を送ることになるわけです。 このような金銭による施しを『財徳』といいます。

 

金運のない人はどうすれば金運を得ることができるのでしょう?

一番の近道は、金運のない人、金回りが悪い人ほど、お金を寄付するとか、お金に苦しんでいる人、お金を必要としている人(例えば災害地・被災地などへの募金)などを助ける良き事に活用することです。

善用に施しをすることを『財施』といい、こうした財施をしない人は、いつまでも金運に見放された人生から抜け出すことは難しいといえるでしょう。

”私には、そんな人に施しをするような余裕はどこにもない・・・、”

人に施すくらいなら自分で使ってしまったほうがマシ・・・

と言っていては、ますます財徳を積むことが出来ず、貧乏なままの人生で終わってしまうことでしょう。つまり金銭の施し(財施)をすることによって、そのお金で人を幸せに出来喜んでもらえ、その分(人を幸せにした分)初めて自分の喜び幸せに変える事が出来、金運がUPされるのです。 『貧乏な人ほど施しをする』これが金運を呼び込む”運命逆転の法則”といえます。

 

お釈迦様の素晴らしい教えの中に、「托鉢」があります。

托鉢とは、笠をかぶったお坊さんが、家々を廻ったりあるいは道路の脇に立ち、手に鉢をもってその中にお布施を頂くという行為のことです。 お釈迦様は、托鉢に向かう弟子たちに、こう言いました。

お金持ちの家ではなく、貧しい人たちの家を回って、托鉢をしてきなさい!」と。

弟子たちは、驚きました。「お金持ちの家から、お布施を頂くのではないのですか?

これまで私は、托鉢とは僧侶が自らの糧を得るために、信心の布施を頂戴する修行だと思っていました。 しかし、これにはもっともっと深い意味があったようなのですお釈迦様は、弟子たちに、こう言ったそうです。

 

貧しい人たちというのは、今まで自分が貧しいと思って、他人に対して施しをしてこなかった人たちである。それ故に、貧しさから抜け出すことができずにいる。だから私たちが布施をいただきに行くのは、このような貧しい人たちを、その貧しさから救ってあげるためなのだから、貧しい人の家を回って来なさい。

 

托鉢に金額は関係ありません。 貧しさから抜け出す最初の一歩は、布施(寄付)をしたり、他人が喜ぶことのために、お金を使うことなのかも。

ボランティアをするなら、衣食住が安定してからとか、お金に恵まれない人はお布施をしなさいとか色々な説があって人生は難解なものです。

しかし、不遇な時は誰でもありますが、自棄にならないでその時が来るまで、「身体を鍛えるとか本をたくさん読め」と言われた将棋の故芹沢九段の言葉は真実だと思います。

 

30年5月10日  院長 藤田泰志